豆もやしのメソッド

クルマとバイク、時々アイマスの独りよがりなブログ

レッド・ぷっぷかカーを追え!

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2017年5月17日、アイドルマスター ミリオンライブ!に突如として現れた「海までドライブ♪」ガシャ。

秘められし北上麗花の趣味:ドライブ の実状を記したシチュエーションと

鈴木英人ライクな今までに無いタッチの鮮やかな絵柄に注目が集まりました。

そんな中、麗花さんが運転する車なんなのなの調査委員会をひとり立ち上げましたので

特定フローを振り返りつつ、その調査結果を以下に記します。

 

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ステップ1:大体の車種を絞り込む

今回のガシャから得られる車種の特定に繋がる情報は殊のほか多く、

大まかな特定は非常に容易であった。

カード内にフロントフェイスやリアなどが全く写っておらず一見すると困難に思えるものの、

おおよその「雰囲気」、つまりひと目で判別できるオープンエアボディや

"車もハワイに飾り付け♪双海亜美"に映るステアリングとダッシュボード周辺、

後席に3人座れるワイドなボディ&全後席ベンチシート、

そして単純にハワイを疾走している状況等を鑑みると

アメリカ車・1950年代・コンバーチブル】あたりまでアタリをつけることが出来る。

試しに [chevrolet 50s 60s convertible] で画像を検索をかけてみると、

やはりImpalaがずらずらと結果に浮かんだ。

案の定、まさにそこら辺のジャンルの車である。

いかにも洋画で主人公の弟をいじめるハイスクールカースト上位層が

真っ昼間から相乗りをキメてそうなコンバーチブルが並ぶ。

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最右翼のImpalaは確かにカードに描かれている特徴的なAピラー付近の

サイドウインドウの形状こそ似ているものの、ボディの滑らかさの違いというか、

ぷっぷかカーはもっと曲線感のあるデザインになっているし、

"瞳に映るサンセット 徳川まつり"に僅かに描かれるテールが異なる。

ならば、とテールを頼りに [50s convertible] で検索をかけてみると、

どうやら1950年代後半のキャデラック北上麗花が運転した車、

つまり ぷっぷかカーのようであった。

WikipediaによるとCadillac Series 62」の

Sixth generation (1959~1960)がいかにもそれっぽい。

ミラーの位置やメッキの使い方、シートの配色などが完全に一致をみている。

 

ステップ2:年代とモデルを特定する

 さて、ここからが難儀だ。

Cadillac Series 62」のWikipediaには日本語のページが無く

もっぱら英語版を読み解かなければならないうえ、

どのモデルが上位で、どれにコンバーチブル設定が存在するのかを把握する必要がある。

というか、そもそも Series 62 自体が何を指し示しているのかが分からない。

ということで、適当な検索ワードで日本語を調べていくと

ホビダス - 世界自動車図鑑」「M-BASE 街角のクルマたちAtoZ

というページに辿り着くことができた。

後者によると、

「6200・62」4dr Sedan(4/6窓)、2dr Coupe/ Conv.(スタンダード・シリーズ4種)
「6300・62 deVill」4dr Sedan (4/6窓)、2dr Coupeのみ (62のデラックス版3種)
「6400・Eldorado」2dr Hardtop(Seville)、2dr Conv.(Biarritz)(上級シリーズ2種)
「Sixty Special・Fleetwood 60S」4dr Sedan (スペシャル・シリーズ1種)
「6700・Fleetwood 75」4dr Sedan/Limousine (ロング・ホイールベース2種)
「6900・Eldorado Brougham」4dr Hardtop(特別仕様1種)
以上の6シリーズがあり 組み合わせで13種のバリエーションが造られた。

 という。

イマイチ掴めないが、ともかくこの中でコンバーチブルの設定があるのは

Series 62Series 64 Eldorado (Biarritz) の2モデルであるという

(Eldorado はカープの助っ人外国人でなく伝説の黄金郷の方の読みらしい)。

ここで先程の Series 62 の英語版Wikipediaを翻って読んでみると

同様の旨の記述が存在したので間違いないだろう。

つまり北上麗花一行がハワイで乗っていた車はCadillac・1959年モデルの、

このどちらかであるのが判明してきた

ちなみに左が Series 62 、右が Series 64 Eldorado Biarritz である。

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正直どちらでも構わない感じがするが、兎に角、このどちらかであることが分かった。

(また、同時に筆者がツイートした『クーペ・ドゥビルのコンバーティブル』は

車種としてこの世に存在しないことも判明してしまった。まったくすみません。

筆者の知識・確認不足とともに、英語版Wikipediaの参考画像をUPしたヤツの

適当具合を大いに露呈する結果となった。)

 

 ステップ3:2モデルの比較・特定

上記に挙げた2モデルの違いは何なのか比較し、いよいよ特定段階に移ってみよう。

さきに示したM-BASE 街角のクルマたちAtoZ」によれば、

数年前までは特別仕様だった「エルドラド」は「ブルーアム」を除いてその他は一般シリーズに組み込まれた。しかし上級モデルである事には変りなくその特徴は「別仕様のホイール」「ボディの下からテールを経て窓下から先端まで続くクロームライン」「テールランプ内のv字金具」(他車は+字金具)「フロント・アーチの後のELDORADOの文字」(この車は欠損)などに見られる。

 とある。成程、かなり多くの点が異なっているようだ。

しかし外観的にはどのカードを見てもホイールは見えないし、

フロントタイヤハウス後方のエンブレム(小さく Eldorado と書かれている)や

テールランプ内を観察できる角度にない。

だが、"うきうき南国ドライブ 北上麗花"と"瞳に映るサンセット 徳川まつり"に描かれる、

ドアから流れる専用クロムモールディングはまさしく Eldorado Biarritz のそれである

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では、ぷっぷかカーはCadillac Series 64 Eldorado Biarritz (1959) と結論付けられるのか?

しかし、筆者は"車もハワイに飾り付け♪双海亜美"に写る、特徴的なノブに着目した。

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お分かりだろうか、この、いかにもグルグル回りそうなノブを。

1990年代以前の車に乗られた方にはティンと来る、

ウインドウの操作レバーのように見えるだろう。

Eldorado Biarritz にこのノブが存在しているのであれば Eldorado Biarritz で確定なのだが、

なんと Eldorado Biarritz のドアを調べてみると

ノブはおろか周囲の意匠まで異なることがわかった。

その証左として、下に Eldorado Biarritz 1959 の内装の画像を掲載したい。

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1959 Cadillac Eldorado Biarritz - specifications, photo, price, information, rating 、

1959 Cadillac Eldorado Biarritz Restoration » CPR For Your Car より

上記の通り、Eldorado Biarritz 1959 のドアの内装は

どのソースを探してもこの形状となっている。

くるくる回りそうなノブは無く、レバー?のようなメッキの上部に

シート地を逆T字型に切り取るドアパネル、

そしてちょこんとパワーウインドウあるいはドアロックのスイッチが着いている。

拡大すると2番目の写真のようになる。

このように、少し探してもらえれば複数のソースで簡単に理解できると思うが

( [1959 cadillac eldorado biarritz steering] などで検索すると分かり易い)

Eldorado Biarritz 1959 のドア内装は全てこの形状のようであり、カードと同一とは言い難い

 

 

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1959 CADILLAC SERIES 62 CONVERTIBLE - 79072 、

1959 CADILLAC SERIES 62 CONVERTIBLE - 98211 、

1959 Cadillac Coupe de Ville Black より

その点、 Series 62 Convertible 1959 の内装は以上の写真の3点中上2点の通りになる。

いかがだろうか。比較するまでもなく、Series 62 1959 の方が

圧倒的に亜美のカードに描かれるドア意匠に近しいことが分かるだろう

ちなみに3番目の画像は Series 62 Convertible でなく

Series 62 Coupe DeVille 1959 のものであり、

つまりこのデザインはコンバーチブルだけでなく Series 62 1959 共通の形状のようだ。

【少々脱線すると、先程自分は件のノブをハンドウインドウの操作レバーのようだと書いたが、どうやら Series 62 Convertible 1959 にも Eldorado Biarritz 1959 にもパワーウインドウが標準装備であるらしい( 1959 Cadillac history 、Cadillac Eldorado - Wikipedia )。そして、ステアリングコラムの左側にはパワーウインドウとウインドウウォッシャーの集中コントロールスイッチが装備されているのだが( 1959 CADILLAC POWER WINDOW & WINDOW WASHER CONTROL SWITCH $145 )、パワーウインドウ装備同士の車両を比較してみても、Series 62 1959 に例のノブがあり、 Eldorado Biarritz 1959 はスイッチという状況は変わらないようだ( 1959 Cadillac Coupe deVille in Lake Ronkonkoma, New York | Stock Number C146138L 、1959 Cadillac DeVille Custom Convertible | eBay 、1959 Cadillac Eldorado Biarritz for Sale | ClassicCars.com | CC-984967 )。

とすると、仮に Eldorado Biarritz 1959 のドアのスイッチがパワーウインドウの操作スイッチだとしてもだ、Series 62 1959 のノブがハンドウインドウのノブであるのだとしたら Series 62 1959 は運転席の集中コントロールと手回しウインドウを両立させているということになる、のだろうか?いかにも不具合が起こりそうな設計である。あるいは Series 62 1959 のノブは結局単なるドアノブという可能性も出てきた。】

 

ま、与太話はさて置き、ともかく"車もハワイに飾り付け♪双海亜美"から読み取れる限りでは、

このぷっぷかカーは Series 62 Convertible 1959 であるという可能性がきわめて高い

ということだ。

 

 

結論:

さて、以上より今回の「海までドライブ♪」ガシャに於いて北上麗花が運転した車、

いわばぷっぷかカーに関しては2つの知見を導くことが出来た。

・外装に着目すると、ぷっぷかカーは Cadillac Series 64 Eldorado Biarritz 1959 の可能性が

きわめて高い。

・一方、内装に着目すると、ぷっぷかカーは Cadillac Series 62 Convertible 1959 と

推定できる

 

以上を総合すると、ぷっぷかカーは

 「1959年製のCadillac Series62/64のコンバーチブルタイプをモデルとした

  実在しない車種である」

という結論に至った。

 

もしあなたが「海までドライブ♪」ガシャと同じ車両が欲しければ、

Cadillac Series 64 Eldorado Biarritz 1959 を購入すべき、とアドバイスしたい。

外見で考えるとほぼこの車種で間違いないと断言できるので

ライブ会場にでも乗り付ければ注目の的間違い無しである。

ただ、細かいミリPを同乗させる際にはネチネチと指摘を受ける可能性が否定できない。

さきに述べたとおり、内装の一部が異なるためだ。

同様に、絵を描くなどする場合も外装は Eldorado Biarritz 1959 、

内装は Series 62 Convertible 1959 と分けて参考にすると

よりゲームに準拠した資料が得られるだろう。

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さて、以上に記した調査結果の通り「海までドライブ♪」ガシャに於いて

北上麗花が運転した車は、結果としてモデルこそ実在するものの

厳密には特定不可能な車種であった。

しかしながら、その実在と非実在を紙一重で隔てる頼りなさというか幽霊性というか

曖昧な結論加減がいかにも北上麗花らしく、きわめて彼女を指向しているように感じられる、

というのは考えすぎだろうか。

どこか独特な影のある彼女の、その瞳の奥に秘めた多くの謎のように

レッド・ぷっぷかカーも暗い深淵の底への潜行を続けている。

ということで、調査結果の末筆とさせて頂きたい。

 

※筆者は特にアメ車に詳しい訳ではないため、

50年代アメ車有識者による情報提供を随時お待ちしております。

アイカツ!ミュージックフェスタ2017の雑な感想

かぶきあげです。

アイカツ!ミュージックフェスタ2017の感想です。

どちらもナイトタイムのみの参加でした。

あまりの楽しさに感情を無くしてしまったのでヘニャヘニャな文章でかきます

 

ちなみに、以前のライブの感想

こちらもグズグズですが… 記録として残しておきます

 

◆1日目 アイカツスターズ!ナイト

物販列のあまりの遅さに業を煮やしつつ、開演2分前に席へ滑り込んだ初日

そういえばまだ名前の無いドレスアップテーマに合わせてゆめちゃんらのシステム起動シーンがモニタに映り、大いに会場を沸かせます これは期待

"スタージェット!" …1曲目は現OPから

せなさんりえさんが劇場版のピンクステップコーデ・スカイアイランドコーデで驚きました

皆さんおへそ出しすぎです

"スタートライン!" …最初のMC後はいきなりひめ先輩、もとい るかさんの独壇場

ドリーミングプリンセスコーデが強者感満点

いつものあかりちゃん仕様の髪型でないと幾分大人っぽく見えますね

"みつばちのキス" …早速ゆめちゃん×ローラちゃんのコンビ

ずっと手をぴょこぴょこ小脇に振りながらステージを飛び回っていた印象 キュートです

"ハートがスキ♡ップ" …キュート系が2連続で幸せ 振り付けがだいぶステージシーンに忠実でした

せなさんは本当アイドルみたいですね。いや、アイドルなんでしょうけど

"アニマルカーニバル" …目まぐるしく変化を続ける楽しい曲です ただしフユコレらしさは皆無

地味に 作曲:中野領太さん 編曲:成瀬祐介さん とクリエイター陣が豪華だったりします

ステージ映像は歌詞に合わせてジャングルやらサバンナやら夕焼けに変わっていて芸コマ

「羽を広げるように両手上げてポーズ決めたら」で羽を広げるように両手上げてポーズ決める所がスキ

"未来トランジット" …みほさんのしなやかな所作とおへそについ目を奪われる

それとやっぱりダンスのクオリティはみほさんがアイカツいちだと感じます

 "Dancing Days" …ツバサっちの持ち曲

劇組なのにDancingとは… まぁツバサ先輩はロック担当兼任みたいなトコロあるのでそこはいいのかもです

ななせさんの熱のこもったヴォーカルにアツくなる それと太もものボリュームがステキ

ちなみに作編曲はアイカツきっての名曲との評判のDreamin birdと同じ南田健吾さんです

バリッバリのエレキがクールですね

"キミをロックオン" …アニメ・3Dステージよろしくドラマ仕立てのパフォーマンスに目が離せない キックしたり、避けたり

ななせさんりえさん以外の4人はマントを装備し怪盗シャドウスターズ役で登場

サビの腕を左右に振る、走ってる感じの振り付けは面白かったです 弱虫ペダルの舞台感あります

踊りながら歌うのが大変そうでした

"One Step" …episodo Soloに続くスターズEDM曲 次の一歩を力強く踏み出す歌詞がイイですね

会場に響くクラップのリズムも心地良い

歌唱自体が凄い良かったので、あまりダンスが記憶に無い…

ですが未来トランジットからOne Stepまでのクールに攻めるこのブロックのラッシュ力は凄まじいものがあります

"Miracle Force Magic" …ぎょうざをギターにもちかえて

ステージ最上段からエレキギターを片手に見下ろすななせさんの姿はロックスターの貫禄たっぷり

"トキメキララン☆" …三拍子で送るキラリ魔法の呪文

パシフィコを包むせなさんみきさんのキュートすぎる歌声に思わずニッコリ

みきさんの魅惑のおへそとしなやかな腹筋にも見惚れます

"Summer Tears Diary" …かなさんの繊細な歌唱に夜空を駆ける切なさが響く

途中からはなんとみほさんも参加しました

やわらかい絹のような二人のハーモニーは極上の耳ざわりです

みほさん登場の瞬間、自分の脳内の真昼ちゃんは確かに「お姉ちゃん…!」と言った

"TSU-BO-MI ~鮮やかな未来へ~" …まだまだ香澄姉妹のターンは続く

元ネタがこれほどわかりやすい曲がこれまで存在しただろうか

"ドリームステージ☆" …しっとりした空気がガラリ一変、そこはもうブロードウェイ

スターズ25話のまんまのステージで…いやこれはどえらいこっちゃ…

しかも曲の盛り上がりに連動して小春ちゃんの魅せ場も爆発 太ももやウインクにはフアンの野太い歓声が轟きました

みほさん・かなさん・ななせさん三人のミュージカル調の振り付けの連携と歌声のノビもばっちりで、本当に楽しそうでございました

ディス・イズ・「ドリームステージ」!

まさにワクワクが止まらない、エキサイティングなひと幕でした

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"Dreaming bird" …アイカツ史上最高傑作とも言われるこの曲

スグリーンの光差す中、難易度の高い歌唱とバレエにも似たダンスにただ情熱を込めて舞うななせさんの姿には鬼気迫るものを感じましたね

 ─その場所へ飛んで行くことはできない ならせめてこの歌声だけでも届け!

乗り移るツンドラの歌姫の意志に終曲後の拍手喝采が止みませんでした

"Helloween Night Magic" …明るく楽しいお化けの行進、って感じですね

本編こそ流れませんでしたが今回映像と照明が本当に凝っています

めちゃくちゃ楽しくなるので、次回以降も是非お願いしたいところです

なんと本物の炎まで出ました 去年のMFとかでも出てましたけど

"8月のマリーナ" …みきさん+かなさん+8月のマリーナ とかいう、握力×体重×スピードと同じくらい破壊力と説得力を含む方程式

みきさんはなまら可愛いしかなさんは艶のある歌声で、浜辺の青い香りが弾ける8月のマリーナとの融合がとっっってもすてき…

何がどうって理由があるわけでもないですが、凄い楽しかった はしゃぎました

みきさんの魅惑のおへそとしなやかな腹筋にも見惚れます(2回目)

"POPCORN DREAMING♪" …ポップコーン大量発生

そういえばMCでせなさんりえさんが劇場版のジャケットを再現されていましたね

"episode Solo" …EDMの強烈すぎるインパクトはS4の貫禄すら感じる

S4制服に身を包んでの緩急織り交ぜた振り付けは見応え充分

暗がりからサビに向かってパッと明るくなるライティングがまた良いんですね

"So Beautiful Story" …S4制服のるかさんと、初期Rコーデ(ピンクスターコーデ?)のせなさんの衣装の差がね、やっぱり、そこら辺手抜かり無いっすよ…

"ラン・ラン・ドゥ・ラン・ラン!~NEXT LAP~" …タオルを回せば君もアイカツ

この曲は本編とは関係ないからこそ、あまり考えずに楽しめるのが魅力です

がむしゃらにはしゃぐ彼女らの笑顔がただただ眩しい

"1,2,Sing for You!" …2つ目のオープニング曲であり、最近はローラちゃんの持ち歌にもなったこの曲

スターズ全員で歌ってらっしゃいましたが、やっぱりりえさんに特別目が行きますねぇ

ローラちゃんはいつも誰かの為にと歌っている

その「誰かのため」が多ければ多いほど悩みも増えるけれども、ローラちゃんには「誰かのため」を自己の強さへと昇華するチカラがある

星のツバサ編では、ローラちゃんのこれまで以上の活躍を観たいと強く思う

同じようにりえさんからもストイックに成長していく予感をバシバシ感じます

"スタートライン!" アイカツスターズ!の、「1」、ファースト まさにスタートライン

ライブで改めて聴くと「輝きたい衝動に 素直でいよう」のフレーズはスターズ界を貫くコンセプトだよなぁ…と感じました

ゆめちゃんは少しうまく行き過ぎた感がありますが…

"STARDOM!" …おっ、新OPに新スクールドレス

歌詞はちょっとわからなかったのですがメロディは王道系でイイ感じ

スクールドレスは旧カツのパレードコーデに似ていて非常にカワイイです

そんな新衣装に身を包んだせなさんがデレマスの島村卯月にそっくりでしょうがなかった…

そういえばウワサのりささんがサプライズ登壇するかも?と思いきや紹介とかも無かったですねー

"アイカツ☆ステップ!" …最後はコレでしょう

何回も踊ってきたスターズの皆さんにとっては朝飯前ですね

客席を見渡す余裕、笑顔の余裕がいっぱいにこぼれていました ただ観ているだけで楽しい気分になります

頑張る気持ちは 進行形!アイドルの美しさってこういうものですね

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という事で1日目終了

最高の形で2日目・アイカツ!ナイトへバトンを繋ぎました

 

◆2日目 アイカツ!ナイト

とても楽しみに思う気持ちとは裏腹に、もしかすると、これでSTAR☆ANIS解散してしまうのではないかと、緊張感を持ちながら挑んだ2日目

何が来ても当たり確定なのですが、初手"SHINING LINE*" "ダイヤモンドハッピー"は流石に飛ばし過ぎではないかと

しかもSHINING LINE*は映像付きでした

グイッって、掴んでくるねぇ、心をさぁ!

アイカツライブ運営ってすーぐそういう事をするよねぇ 去年のMFのWake up my music みたいに

もう、笑うっきゃないです うっすら涙混じりにね

 "夢のレセプション" …美月さん&いちごちゃんデュエットのフォトカツ新曲を早速披露です

「美しい月」「一期一会」の言葉遊びにフォトカツ曲らしさを感じますね 嫌いじゃないです

ところでメロディの一部が"恋するみたいなキャラメリゼ"に似てませんか?作曲が同じ方なのかなと思ったら、キャラメリゼの石濱さんに対して、この曲は野崎心平さんという方みたいです

フォトカツEP03は全てこの野崎さんが全面的に関わっていらっしゃるようですね 結構、好みかも

そういえば、キャラメリゼ、やらなかったですねぇ。珍しい

"Dance in the rain" …ツボを突いたチョイスです うーん、120点!(わたしはDance in the rain 大好きおにいさんです)

ミュージカルらしいエッセンスを含んだ同曲らしく、わかさんを囲うようにスターズの皆さんが舞台ふうに踊っていたのが印象的です

雨を表現したのか青色の照明も雰囲気出てました 当日のパシフィコの天候を含めてまさにDance in the rain って感じですね

"Pretty Pretty" …ドッキドッキ!ワックワック!(かわいく)なりーたーい!って、ほとんど、おじさんですからね、心は女児かもしれませんけど

ロックだよねぇ

"ハローニューワールド" …ステージシーン+今日初のショートver.でした

未だにまどかちゃんのイメージカラーがピンクなのか水色なのか分からないです…水色はかなさんの色なんですかね

るかさんはひめ先輩を兼任してから声質の差を意識したのか、あかりちゃんの歌声を心なしか以前より幼な目に調整した印象を受けました 良いと思います

 "キラキラデイズ" …ツボチョイスその2 ド直球に前向きな歌詞が好き

わかさん・ふうりさんのコンビは安定感ありますね

この曲アニメでステージシーン無かったよなぁ、と思って調べたらやっぱり無かったです

 "Angel Snow" …伝説のトライアングルぽわぷりライトが炸裂!…しなかった

イントロの高揚感は毎回ながら凄まじいものがあります

"はろー!Winter Love♪" …ひなきちゃそをワントップに置くのが実にニクい采配

これまたみきさんの白くて細い腕がしゅっとしなやかに伸びてて、イイんですわね

 "ときめきマタドール∞" …みきみほのMCを挟んでの、この曲

マタドールの雄々しい感じは皆無 まさか「むげんだい」までがタイトルだったなんて知らなかったなー

情熱ハラペーニョ好きとしては手と手を合わせながらの軽やかなステップが嬉しい

"夏色バタフライ" …サイッコーにアゲアゲ↑↑

テンション高いメロディもさることながら夏に背伸びした歌詞もめっちゃスキです

そらちゃん×蘭ちゃん×珠璃ちゃん の三人って、アホだけど、絶対強いトリデンテだと思います

絶対アホだけど

 "Chica×Chica" …情熱ハラペーニョとバニラチリペッパーの夢のコラボレーションが実現 4人で歌って下さいました

会場中が真っ赤に燃え上がる光景はステージから見たらどんなふうに見えるのでしょうねー

あと前までバラバラだった2番終わりのカスタネット代わりのクラップが揃ってて変に感動しました

"ドリームバルーン" …後ろの映像に手が込んでたシリーズ第一弾

モニタを利用してキャラクタ色のタイルと演者さんの影をスクリーンに映すヤツ、横向いたふうりさんのシルエットがセイラちゃんそっくりで素直にスゲェーと思いました

ドリアカなのに4人いねぇじゃねぇか!などとは言ってはいけない

"ハッピィクレッシェンド" …まさにハートのボリューム急上昇なんだよな

毎回通りわかさんだけBメロラストの「今~♪」でジャンプ脚シザースしたのを確認

(えりさんもやってましたっけ)

"KIRA☆POWER" …2期といえばキラパゥワ ふうりさんの歌声が力強い すき…

"ロンリー・グラヴィティ" …るかさんの持つ1000万の笑顔パワーとななせさんの1000万のふとももパワーで2000万パワーズです お二人の歌声の親和性は相当高い

この曲もライブ用に159話「ギャラクシー☆スターライト」を特別編集した映像が流れました 個人の好きなキャラと特にセナツバの時に歓声が上がっていましたね

"Take Me Higher" …圧倒的な空間支配力を持つトライスター

重厚に織りなす3人のコーラスワークとバッシバシに飛び交う3色のレーザーは大興奮確実です

できればフルver.での緑色のトライアングルレーザーまで見たかったですねぇ… 1日目か他の曲でやってた気もするけど何の曲だったか忘れました

とにかくアイカツのステージは照明が本当最高なんですわ… 一度観てほしいっす

"Star Heart" …トライスターは2曲目もスゴイ アーバンな疾走感がたまりませんね

Take Me Higher同様レーザー照明が多用されますが、サビではパートを歌っているキャラカラーのレーザーを飛び交わせ、ラストにはミッション:インポッシブルばりの真っ赤なレーザーでの演出 (マクロスΔの「Walkure Trap!」のジャケットの感じ)

1番→2番間の間奏ではステージ上の3人をフラッシュで浮かび上がらせました

史上最強のライティングワークだと思います 是非ブルーレイでもう一度観たい

 "キラキラ宣言" …フォトカツ8発表を挟んでの、新曲披露

キャラクターの人数分、歌い手さんもきちんと8人いるのが地味に嬉しい

ここで、卒業なさったもなさんに変わってみくるちゃん担当をふうりさんが、スミレちゃん担当をりえさん(!)が引き継ぐことが発表されました

スタアニ解散は無さそう、とひと安心

フォトカツ収録曲はどうするんでしょうねー 再録するのかな

"センチメンタルベリー" …早速ふうりさんがみくるちゃんとして歌いました

ふうりさんのヴィヴィッドキス衣装姿が目新しい

歌声はまだ手探り段階といった感じですが、それもまた良し 今後の仕上がりに期待

"LOVE GAME" …満を持して、スミレちゃん as りえさんの登壇

ロングストレートの黒髪にスノープリンセスコーデがこれまた似合うこと似合うこと

 単純なヴォーカル値はもなさんに軍配が上がるものの、真っ直ぐにキレのある鋭さが魅力

ダンスももなさんがゆったりと優雅な雰囲気を醸し出していたのに対して勢いとノビが持ち味ですね

ローラちゃんと並行してどんどん経験値を積んでいって頂きたい

"きらめきメッセンジャー" …りえさんが加入してさらにBPMを高めた新生ダンディヴァ+スターズ スピード感がいかにもダンディヴァ

メインモニタのみならずの両側のサブディスプレイにも歌詞が出てましたねー カッコ内を歌えっていうんだな

そういえば結局フォトカツ曲は全部はやらなかったんですねー

"チュチュ・バレリーナ" …青紫に暗く照らされるライティングの中での激しいダンスは何物にも代え難い高揚感を生む

この曲もりえさんのスターズ加入を強く印象づけます

 モニタに映し出されるステンドグラスがまた、本当にイイ

"ヒラリ/ヒトリ/キラリ" …初代アイカツ8を思い起こさせる熱血曲

特にりすこさんの情熱的なパフォーマンスがアツく輝く

 "START DASH SENSATION" …放送当時はあまりハマらなかったのですが…

入学からスターライトクイーン獲得、そして「最高のプレゼント」までのあかりちゃんのストーリーを観ながら聴くと胸にこみ上げるものがありました

ほんとに、今回の映像付きは曲の楽しさや感動が何倍にも増して感じました ほんとうに有難かったです

そして涙に詰まりながらのるかさんの熱唱も心に響きました

初日ではせなさん・えりさんに「すごく成長したね」と声を掛けていたるかさんでしたが彼女自身、凄く成長したように感じる まるであかりちゃんの影を追いかけているように

貴女の流す涙の価値をわたしたちは知っている

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"オリジナルスター☆彡" …いよいよラスト2曲が宣告されてからのオリジナルスター☆彡

てっきり輝きのエチュードかSignalize!のどちらかと思っていました

明るく前向きに突き進んでいくこの曲はまさにアイカツ!そのもの

「いつか絶対!自分との約束」

"カレンダーガール" …

アイカツ!』おじさんに共通する見分け方を発見した。

それは…アイカツおじさんはカレンダーガールのイントロを少しでも聴くとだな…

目から 涙があふれ出す

まぁ、 Feel AIKATSU! Remenber AIKATSU! ということです

この曲もまた特別映像付きで、1期エンディング+みんなのアイドル活動が1話からダイジェストで流れたのが…たまらなく嬉しい この優しい世界線の中で、ずっと身を置いておきたいと感じました

もし1期50話エディションだったら確実に死んでました………あぶない……

"lucky train!"  …アンコール後は急にこの曲でした

終幕が近い寂しさはどこへやら、ゴキゲンなダンスチューンでテンションは急上昇

エグザイルのChoo Choo Trainみたいにタテ一列になって回るやつは健在です

ちなみにWeblio辞書によると「EXILEのタイミングずらして回るやつ」という名前らしいです

EXILEのタイミングずらして回るやつとは - 日本語表現辞典 Weblio辞書

"Let's アイカツ!" …終わってみれば3期も4期もあっという間でしたね

 前を向き後ろを向き、フォーメーションを変えながらステージ上で目まぐるしく動く彼女たちはまさにア・イ・ド・ル…太陽という感じ

皆さんの額に流れる汗は歌う楽しさに彩られていました

あかりちゃんスミレちゃんひなきちゃんも、きっとそうでしょう

 "アイドル活動!" …アイカツ!の原点にして、頂点

単なる女児アニメの挿入歌に、何度涙し、何度助けられたことだろうか

心が船旅だったのなら、母港に流れているのは間違いなくこの曲

どこまでも明日へと歩んでいける気にさせてくれる

そうそう、昨年のMFでシメにアイドル活動!が流れた時は、アイカツ!が終了したこともあってボロ泣きでした

この曲を置き土産にアイカツ!そのものが遠くへ旅立っていってしまうような気がして…

いちごちゃんとみんなにお別れをしたくなくて。

道に打ち捨てられたボロ雑巾のように、ずぶ濡れに泣いていました

今回もSTAR☆ANISが終わっちゃうのかなぁと思って構えていましたが、全くそういうこともなく。

突き上げられるペンライトの光の中、みんな、笑顔でした

歌い手さんも観客も みーんな!

それが、いちごちゃん、美月さん、あかりちゃん…アイカツ!のみんなが作りたかった光景です

それが、アイドル活動! そして、アイカツ!に一番似合っています

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◆2日間を終えて

終わってみれば、とても楽しかった、という感情しか引き出せず…

  ─スクリーンの映像 手が込んでいてすてき

  ─同じくスクリーンのアニメ本編映像 ストーリーの感動と興奮がダイレクトに曲に反映されて、めっちゃ良い

  ─ライティング 照明から伝わる曲の臨場感、サイコー!

…と、(適当に)言ってしまえばこんな感じですが、やっぱり行き着くのは、とにかく楽しかった!という事に尽きますね

1日目は新進気鋭のスターズで、クオリティの高い楽曲群とフレッシュさを武器に、私たちはまだまだこれからだ!とメラメラと勢いのある楽しさ

2日目はみんなの思いが詰まった名曲の数々を引っさげた、堂々たる完成度の高いステージの楽しさ

が、それぞれ魅力でした

早くも次のステージが観たい!という気持ちがもくもくと湧き起こっています

スターズは新M4 そして星のツバサ編となり、作中の今後の動向に期待ですね

春ちゃんがライバルとして立ちはだかる予感がビンビンします

 

アイカツ!は前シリーズが終わってもう1年も経ってしまいますが、スタッフさんにも歌い手さんにもフアンにもとても愛されている、稀有な作品だと思います

善人しかいない世界の中で、お話も歌も、どれもが温かく、優しい

記録より記憶に残る、お子様から大人まで、すべての人に自信を持っておすすめできる作品です

人生に迷った時、困った時…アイカツ!というアニメがあったことを思い出して下さい

そして一回、観てみて下さい

迷った足もとをそっと照らしてくれるヒントを、いちごちゃんたちと探しに行きましょう

 

という訳で アイカツ!ミュージックフェスタ2017の感想でした

とにかくアイカツ!関係者各位には感謝の言葉しかございません

産んでくれて、アリガトウ

育ててくれて、アリガトウ

演じてくれて、アリガトウ

歌ってくれて、アリガトウ

本当に有難うございました。

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Dance in the rain

また、いちごちゃんたちと会える日を夢見て。

アイドルマスター ミリオンライブ!4thライブの感想<1日目>

かぶきあげPです。

 THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4th LIVE "TH@NK YOU for SMILE!! "に3日間 (2日目現地・ほかLV) 参加した感想です。

心に残った部分だけ大まかにピックアップしていきます。

 

 

1日目・Sunshine Theater

 

◆1日目…のその前に

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武道館正面に堂々と飾られたイベント看板。

この場所、このチャチさ、飾られた37人分の花型のメッセージ。会場に来るプロデューサーだけに伝わる特別なメッセージだなぁ、としみじみ感じます。

それに、キャストさんのメッセージの内容もてんでバラバラでとてもオモシロイ。

白い中円にキッチリ収める人、花びら部分まで使う人、縦書きの人、キャラクターのイラストを描く人、内容を何が何でも円内に収めようとする人(Machicoさんとかゆいトン)などなど。とても個性的で、イイなぁ!と。

あと、何人かはメッセージの周りのイラストを明らかに後から足したカンジが見えて。もしかしたら書いた後見せあいっこなんかして、なんか淋しい!と思って、皆さん星とか茜ちゃんとかのイラストを足したのかなーと思うと、ふふふってなりますよね。なりません?

 

◆最新のりか姉が最良の…?

Thank you! / Sunshine Rhythm

開幕の1曲目は、「いつもの」"Thank you!"。ただ、これまでと異なっていたのは「手作りの ぶどーかん」で一斉に ぶどーかん!のコールがあったこと。

それは、祝福の叫び。始まりを告げる号砲。「ぶどーかん」4thライブへの高らかな開幕宣言。

演者さんもPも示し合わせ無しでの大合唱に、胸がさらに高鳴ります。

 

WHY? / 山口立花子さん

"サンリズム・オーケストラ♪"と"おまじない"、"Happy Darling"のカロリー高めな3曲を消費してから一転してアダルティなこの一曲。毎回ながら完成度の高いりか姉のパフォーマンスも、今回は特にキュートな振り付け×歌声の表現力に磨きがかかった印象を受けました。

特に印象に残ったのはBメロの「吐息ばかり零れていくだけ」部分のボイスとヴィジュアル両方向から醸し出されるエロティックさ。

言うなればチェリーが乗った赤く甘いリキュールの、炭酸の奥に感じるひそかなスパイスの妙味のような─ 立体的で、手が届きそうで、でも届かない、心臓がきゅっと誰かに掴まれているような乙女心の機微を、まるでその場に生々しく現出しているかの如く描ききっていました。

ところで、イイ女はしばしば高級車に喩えられます。グラマラスなボディラインと官能的なボクサーサウンドを持つポルシェのように、オトナの魅力満載の莉緒ねえを宿すりか姉もまた、「最新のりか姉が最良のりか姉」と言えるのかもしれないなぁと思いました。なんだそれ?

後に歌った"NO CURRY NO LIFE"でもショートジャケットをはだけてみせる仕草がえらいドすけべでしたし、段々、莉緒ねえの武器を自らの獲物と化しているような気もしないでもないです。

 

◆ メンバーが増えるほど強くなる

マイペース☆マイウェイ / 浜崎奈々さん

あくまではじめましての名刺的な意味合いの強いLTP曲の中でも、"マイペース☆マイウェイ"にはのり子Pでなくとも救われた人も多いのではないのでしょうか。

「わたしらしさなんて、実はね…わたしだってわかんない!」

だって、この子も迷っているんだもの。

「誰だってそうじゃない?だからさがすんじゃない?」

「マイペース☆マイウェイをね!」

あぁ、そうか。そうだったんだ。そりゃそうだよね。答えってそこにあったよね。と…。うーん、言葉にするのは難しいですが、のり子って、そう言えるだけの強さと弱さと優しさがあるよね、って話で…今度改めて整理したいですね。

マイペースの歌詞が好きだと言ってくださる方もたくさんいて、わたし自身も歌詞に救われ、勇気付けられた1人なので皆さん1人1人とお話するように歌いたいなぁという願望もあって。

そうそう、奇遇にも浜崎さんの武道館後のブログでも"マイペース☆マイウェイ"の歌詞に触れられている部分があるので是非読んでみて下さい。

 

のり子ってどういうキャラなのかイマイチ掴めてない、という方は今すぐリコッタ編第7話「お説教とマドレーヌ」の視聴をお勧めします。平たく言うとのり子が桃子にキレるお話ですが、いち場面を切り取るカードイラストからは見えないのり子の良さが詰まっています。この話、春香もまたイイ味出してるんだよなぁ~。まぁそれはさておいて。

ともかく劇場版アイマスを観てミリオンライブを初めてから集め回ったLTPシリーズの中で最初期に好きになった、個人的に思い入れの深い曲です。

そんな"マイペース☆マイウェイ"はなんと武道館が初披露。しかしながらマイクをしっかと握りしめた浜崎さんの熱唱には胸が熱くなりました。最後まで力強く前を向いて、今にも零れそうな涙をぐっ!と抑える姿はとても格好良かった。

"Bonnes! Bonnes!! Vacances!!!"でもMachico氏・大関さんの歴戦の勇士二人に引けを取らないエネルギッシュでキラキラなステージを披露。3人の提案でキャラカラーで揃えたハイビスカスの髪飾りも可愛らしかったです。

本当にナイスファイトでした!

 

その他の何曲かの話をするとですね。

ゆうちゃさんの"微笑み日和"といえば1stライブ、曲後半からを号泣のまま終えてしまったあの時のリベンジを果たしたいという気持ちがあったそうで。その雪辱は完璧に晴らせたと思います。また、ハイテンションな曲が連続する1日目の中ではひとつ落ち着けるポイントとなっており、自分の脳内で過ぎったこの曲のイメージとしては「甘味処」…。ライブの構成から新しいイメージが浮かんでくるのはなかなか新鮮な気持ちでした。それと曲終わりの深々とした一礼と正座の感謝のお伝えも、ゆうちゃさんがエミリーと真摯に向き合っているからこそ生まれたものだと思います。うーんありがたい。

その後、"りんごのマーチ"でぽかぽかした会場の和やかな雰囲気を引き継いだのがでんちゃんこと田村奈央さん。…なの、です、が。

なんだか最終兵器扱いされてるし、一挙手一投足にくすくす笑いが起きてるし、実際変だし、LTHのリリイベで見た時より扱いが酷くなっていません…!?何処で何が起きたというのでありましょう。あれぇ、こんな人だったっけかねぇ…。ちなみに"りんごのマーチ"のりんごぽいぽいダンスは未だに健在でございました。あの部分すごい好きです。

 

問題の"想像は始まりの風を連れて"。プロデューサー間である程度は予想は広がっていたようでしたが、やはり当日アナウンスされていなかった演者さんがサプライズとして登壇して来るのは嬉しいもので。しかもサプライズの5人中4人(こう考えるととんでもない割合ですな)が、みなさん出だしからフルボルテージで、加速完了!ってな感じだったのが、これは凄いなと。"Thank you!"も何も歌ってない状態からここまで気持ちをトップギアに持って行けるのかこの人達?と。溢れんばかりの気合いは表情からもだだ漏れしていて皆さん目つきが鋭いのなんの、ソロパート中にLVカメラで抜かれた中村温姫さんの目なんて滅茶苦茶怖かったです。ジョジョ3部のペット・ショップみたいな目ェしてらっしゃいましたね。BDが出たら是非ご覧になって下さい。

さて、"Growing Storm!"いやいやいやこれがアリだったらなんでもアリやないかーい!と思わずりえしょん風にツッコミたくなるほど揃ってしまった、揃わせてしまいました、乙女ストーム!。

いやー、こんなのだったら事前に演者予告なんて要らないですよ。1日目であれば「Sunshine Theater 出演者:Machico、ほか」で良いよね、本当。セトリ予想とかゲスト予想とかカバー曲来るかとか、全部放っぽり出して、ミリオンライブは斜め上を飛んでいきました。

歌い初めて乙女ストームオリジナルメンバーの5人の姿を確認できた時、「あっ、何もいらないんだな」って思いましたよね。で、それがまた、メッセージでもあった。シアターメンバー全員出ますよ~、ではなく、お前ら、琴葉はちょっと体調的に難しかったけどそれ以外の全員は来るから、ま、せいぜい楽しみにしとけや、と、爆笑しながらわれわれの頭に金ダライを落としていったわけですねぇ。たちどころに、ミリオン4thはこういうことだったんだ、手作りのぶどーかんってこれなんだな、と理解できましたね。

それにしても、 ラストMC近くになってすっかり増えたメンバーが横一列に並ぶと見た目にも壮観ですし、何となくパワーが違う気がしました。勿論総合力もそうなんですが一人ひとりの気合いがさらに高まっていったように感じます。ゲスト登場後の"Eternal Harmony"も"HOME,SWEET FRIENDSHIP"も"DIAMOND DAYS" "Dreaming!" そして初日フルメンバーの"Thank you!"と、リアルタイムで人が増えるたびにグングン戦闘力が上がっていくこと!ミリオンライブ!は同じステージに立つメンバーが増えるほど強くなっていくんですね。ぶつかり合って、響き合って。このことに、なんだか、すごい、ミリオンライブ!感を感じました。いやなんだそれって感じですが…さあなそこんとこだがおれにもようわからん…「リアルタイムでメンバーが増えていった」という部分が「ミリオンっぽさ」の実は一番のキモなのかもしれませんね。アンコール後の"Thank you!"のきらきらをぼんやり瞳に写しながら、漠然とした希望ですけども、ミリオンライブの事をもっと知りたいなぁ、とふと自然に考えたりしました。です。

 

◆ダークホースの名はカクモト

最後に個人的に一番衝撃を受け、興味を惹かれた角元明日香さんについて少し触れたいと思います。

ゲキテキ!ムテキ!恋したい! / レオ(角元明日香さん、原嶋あかりさん、中村温姫さん)

明るいメロディラインと乙女心を盾にした地獄のように自己中心的な歌詞のアンバンス感が何とも言えない魅力を放つゲキテキ略。このイントロから「ため息ばっかり 初恋はくたびれた顔して」の歌い出しなんて信じられます?

曲順的にも恋心に気づいて欲しい"WHY?"の直後というのがこれまたナチュラルド外道感あって好きです。こっちじゃ「徹底的 消去履歴」なんて言ってますからね、サヨナラ以前に莉緒ねえなんてメールの返信すら来てませんけど?

さて、歌唱はエレナ・育ちゃん・ロコのとびきり明るい3人、セクシーさの欠片もない原嶋さんが確かセンターの立ち位置だったとは思いますが誰がリーダーという訳でもなくそれぞれが元気に飛び跳ねまわっていてステキ。

それにこの3人はミリオンの経験値的にはあまり豊富とは言えない方なのにそういう部分を感じさせないステージ上の溌剌さが心に残りました。

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特にエレナ役・角元明日香さん

"ファンタジスタ・カーニバル"ではハイテンポなメロディに甘い歌声を乗せてエネルギッシュに駆け抜け、間奏では元祖"ファンタジスタ"ロベルト・バッジョよろしく右足を一閃!これが島原エレナだ!と言わんばかりに会場のボルテージをぶち上げ。

かと思うと、ミリオン屈指の洋的どスケベ曲"Emergence Vive"ではりか姉とタッグを組んでのレイテッドエインティーンなパフォーマンスを披露。振り付けもだいぶ攻めてました。ステージの暗がりの中のAメロの囁き合い、「指の先から伝わってくるの…」。あーダメダメ。ダメです。教育に悪い。

なんだか「エロい」とか「セクシー」とか「アダルト」とかでなく「ポルノ」って感じなんですよね、この曲のエレナって。ライブでもそのリアルな、ケダモノ!無修正感!みたいなのがグワッ!と出てきて、語彙力が無いですが、とにかく観ていてすごく恥ずかしくて、胸がバクバクした。あのー昔、初めて検索窓に×××な言葉を入れた、あの時の感じ。とにかくそういう、ショッキングピンクな雰囲気を角元さんから感じたのです。

振り幅の大きい3曲にきっちり島原エレナを落とし込んできた…全くのノーマークだった角元さんのこの事件は1日目のSunshine Theaterで個人的に一番大きな衝撃体験でした。

 ─やるな、カクモト!

 

そもそも角元さんは、最初から自己紹介の声が大きくて、おっ、と思いましたね。出だし初発目の一声から感じたツヤ、生命力、溢れ出る自信。その点はミリオン3rdの時には感じ取りづらかった部分ではあります。3rdでは大阪初日のみの登壇で、"想いはCarnaval"も相当良かったのですが…失礼ながらMCパートともに良くも悪くも存在感が薄かった印象があります(本当すみません)。でも、今回、ステージに立つ彼女は凄く輝いていて、気負いがなく、伸び伸びと楽しんでいるのがビシバシ伝わってきました。

そんな中、ラストのMCでは涙ぐみつつ、「4thライブでは肩肘張らないことを意識しました。私の中のエレナと向き合いながら、エレナになりながら…でも私は私で、角元明日香として楽しみたいなって」とコメント。

大正解!うんうん、結局われわれが観たいのってそうなんですよね。

キャラクター云々よりもっと手前のお話として、ステージ上で楽しんでいる貴女たちが観たい。ころあずの言うところの「それでいいー!」本当、それでいいんですよ。

当然こういうイベントなので、われわれはステージに立つキャラクターを観に来ている。でも同時に、貴女たちのことも観に来ている。貴女たちだから、観に来ています。

キャラクターを演じる責務というか、重責というか、そういう事は後回しで構わないと思います。おまえは関係者かよ、って感じですが…まずはステージを楽しんで欲しいよね。楽しんでほしいからコールだって覚えてきますし、サイリウムだって目一杯振るんですよ。つまりはそういうことなんです。

ちょっとお話が脱線しましたが、だからこそ、そういう部分に気づいて、なおかつ、涙を堪えながら、ぽつりぽつり、自分の言葉で語ってくれた角元さんはすごく有難かったし、偉い!と思いました。あんまりそういう事言えないし、言いづらいだろうからね。けれでも同時に、彼女のその緊張の鎖が解けていったらどうなってしまうんだろうかと、今後の活躍とパフォーマンスが非常に楽しみであります。

"ファンタジスタ"が"フェノーメノ(怪物)"へと変貌する日は近い、かも…?

 

1日目・Sunshine Theaterの感想はざっとこんな感じでした。

2日目・BlueMoon Theaterに続きます、多分…