豆もやしのメソッド

クルマとバイク、時々アイマスの独りよがりなブログ

いち男性PによるSideM1stライブ感想

知り合いのピエールPが熾烈な争奪戦を制しライブチケットをたくさん当選させていたため、そのご相伴にあずかる形でSideMの記念すべき1stライブ、THE IDOLM@STER SideM 1st STAGE〜ST@RTING!の夜の部に行ってきました。勢いでダラダラと書きます。

 

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さて前評判通り、今回の会場となった舞浜アンフィシアターはステージから座席の距離が相当に短いということでしたが、今日のわれわれ(男二人の2連番でした)の座席は前からEブロックの7列目。まぁ近いと言っても限度があるでしょ、7列目だし…とか思って座席に着いたら、まぁ近い。言葉にすると「おっ近いな」レベルじゃなく「おっ…近い!これ近いな!」ぐらいの感じで演者さんの表情もバッチリ見えますし、目と目が逢う瞬間に好きだと気付く勢いでステージに近い席でした。なぜこの知り合いPはいつもチケを当てるわ良席を引くわでこんなにも運の値が高いんですかね。雪風なの?すっかりテンションが上がってしまった僕は「これはヤバイ」「ヤバイぞ」「あーヤバイ」とインテリジェンスのかけらもない呟きを漏らしておりました。

 

開演時間に差し掛かり今か今かとやきもきしていると全体の照明が落ち、会場中にキャー!と黄色い声援が響き渡ります。今までのライブは男性Pがほとんどでしたから妙な気持ちです。”来る場所間違えちゃったな”的雰囲気をひしひしと感じました。当然、協賛企業コールも女声メインでわれわれにとっては疎外感というか圧倒される勢いを受けましたが、ユーザ層が男性から女性へがらりと変化したSideMでもアイマス独自の文化が継承されているのがちょっと嬉しく感じたりもします。

女性Pによる力強い?声援が飛び交うオープニングでは、照明を落としたなかモニターでユニットを紹介しつつ演者さんが登壇しポーズを決めつつ全員が横一列に並んでいきます(←興奮していてあまり記憶に無いので不安です)。やはりユニットでは最後に登場したジュピターが一番大きな歓声を受けていましたね。

それから1曲目・定番の”DRIVE A LIVE”へ。これ、メッチャ盛り上がります。曲の途中はユニットごとにわりとフラフラしながら客席に手を振ったりなんやかんやしてる訳ですが、そのファンサービスがユニットごとに個性があって、Wはピースピース、ハイジョは自由で派手、Beitは控えめといった具合に違いがにじみ出ていてとても面白い。自分の座席側は基本的にSEMの3人がいたんですけれど、伊藤健人さんは彫りが深くてイケメンだし榎木くんは可愛いのに中島ヨシキさんはジャングルポケットの斉藤みたいな髪型だしズボンの前後の配色がキモいしで見てるだけで笑っちゃいます。さすがSEM。みんなそういう具合なのに「ずっとずっとその先へ~♪」のサビに入るとフォーメーションを組んでキレのいい振り付けをこなしていて、そのギャップがまたズルいです。手を上方にかざしてテラッテラする部分でもう、この人ら凄いな!と唸ってしまう。で、サイドエム!!からのWow wow~で全員ワイパーですからね、まだ1曲目なのにこの盛り上がりと一体感で、えっなにこれ楽しくない!?とずっと思っておりました。

 

最初の挨拶はどこでやったっけな…?とにかく先発はハイジョで“HIGH JUMP NO LIMIT”、初っ端から飛ばしていくな~!中央に野上さんを据えた5人フォーメーションがゲームを意識した衣装にすごく映えて見応えがあります。振り付けの中でもジャンプからのかがんだ姿勢で歌うのは本当にキツそうで、アイマスというよりは一世風靡セピアの”前略、道の上より”的なハードさを感じました。ソイヤ!ソイヤ!感がすごい。ていうか途中で騎馬組んでましたし、うぃきゃんはーいじゃーんっの部分で全員こぶしを突き上げてマリオみたいに飛ぶしで、正直振り付けというレベルではないです。歌いながら踊るってこれアイドルのするやつで声優さんがやる仕事量じゃないですよね…驚きました。あと煽りがすごい上手いです、間奏のハイハイもラ・ラ・ラも全部言わされますし最後のうぃーきゃんじゃんっも飛ばされますからね。怖いです。わかっていましたがこの曲、楽しいやつでした。

“∞ Possibilities” SEMのかっこいい方の曲です。曲も、紫の照明に差す緑のレーザーも背後のモニターに映される∞もメッチャ格好よかった。特にトライ、今を、越えて~!の歌声の伸びで背中がぞわっとしましたね。答えはそうさ~♪部分の考える人ポーズは超絶に激しくダサかったけど、大人が真剣にフザケてる感じが一周回ってクールでした。あとあのポーズ実際にやってみるとキツイですよ。ヘッドセットマイクを使っていたのも両手を大きく動かせて良かったのかな。アルミホイルとは言わないまでもスターマンのむすこみたいな色合いの衣装のくせに3人ともかっこいいなんて卑怯です。

“DRAMATIC NONFICTION” SideMの中で一番好きな曲です。ひとりカラオケで絶対歌いますからね?Bメロとそこからのサビへの入りが本当気持ちいい曲です。あの、心のなかで(うわっかっこいい!!三人ともヤバイ!!)って思いながらペンライト振っていたらいつの間にか終わっていた曲なので何もかも覚えてないです…とにかくかっこよかった(小学生並みの云々)。さっきから格好良かったしか言ってないですね?

“Pleasure Forever…”ステージ上の菊池さんとヨシタカさんがせわしなく動きまわり、ポップでヤングでキュートな曲に立体感がプラスされてとっても爽快でした。穢れがなく、清い。ここに墓を立てたい。何気にワイパー&クラップ(一部)曲でもあります。聴きこむ人が増えれば、今後Bメロ等でリズムに合わせてクラップする人が増えるかもですね。

“想いはETERNITY” Beitかっこいいかよ~~~。もともと落ち着いている雰囲気を醸し出しているBeitのナカノヒトの三人にはとても似合っている曲だと思います。あとホリエルの声がまんまピエールでうわっ本物のピエールじゃん!!ってなりました。一生懸命歌っている感もとっても好き。あとこの3人は衣装が似合いすぎてます。特に梅原くんは格好良すぎかよ~。中身はあんなのだけど。

“Planet scape” 満を持して我らがジュピターの登場です。黒井社長の元を離れてからのイチからの再スタートを図った彼らの苦難とそれでもアイドル人生を貫く決意を想起させるような曲で、ジュピターのバックボーンに思いを巡らせ胸に染み入る所があるのもそうなんですが、何より照明がすごかったんです。緑のレーザーがさり気なく天井を照らしていて、あぁ綺麗だな、と見ていたらやがて青い光が混じっていって、プラネタリウムのような、まるで本物の夜空のようなきらきらした景色が映し出されていて。自分はずっと上を向いてその景色を見ながらジーンと聴き込んでいたら、てらしーの「カタチ無いカナシミや涙をさらって きっと満点の空 届けたいから」の熱唱が聴こえてきてですね…冬馬とてらしーそれぞれのアツい想いが交錯しひとつになった瞬間でした。今回のライブははとにかく明るく楽しく観るつもりだったのに涙腺がかなり危うかった。おかげでステージに月が投影されていたのに気づきませんでした。

途中のドラマパートを挟みまして、後半戦一曲目はドラスタの” STARLIGHT CELEBRATE!”ドラスタというとあぁヤマハのアメリカンでしょと未だに思ってしまいますがそれはさておき、この三人は本当にパフォーマンスが安定していて、SideMの原動力たる風格を感じました。爽やかで一直線で暖かいこの曲はドラスタにすごくぴったりな曲だと心から思います。会場のALRIGHT!とイェイ!のコールが揃いすぎていて気持ちよさも重点、SideMの輝かしい未来を予感させますね。あと、歌詞の最後にWe are starting…ってあって、それがイベント名(ST@RTING!)と重なって、アッってなりました。日本語不自由感。

“JOKER➚オールマイティ” オーイェイ!とかエビバディヘイヘイヒァウィゴー!とかウォオウォーとか間奏の手拍子とかそんなものは壊してゆけェ!!とかタオルぶぉんぶぉん!!!とか、楽しすぎか!!!曲中に無敵チームだ!、とか天下無双!だとかそういう歌詞が入ってますがハイジョは本当に最強でした、ありがとうございました。メガメガ楽しかったです。

次、“Study Equal Magic!” この流れはなんなの。なんなのなの?ちょっとよくわからない。始業前の礼を取り入れたり藤崎マーケットラララライ体操の連続ポーズをやってみたり両手で指パッチンしながら脚を交差してグネグネするポーズとかたけのこポーズとかわざとらしいジャケット直しとか、キモアクティビティを挙げたら枚挙に暇がないです。でも不思議とカッコいいし楽しいんですよね~~~~。特にたけのこの舞は会場で全員でやるから面白いし連帯感がすさまじいです。それから、中島ヨシキさんの踊りがその見た目に反してキレッキレだったのがツボでした。

“VICTORY BELIEVER” キックオフ!(空振り)からのキックオフ!でサッカーボール型のバルーンを蹴り上げる演出とかレッドカードとか、ほんと好き。Wのお二人は”Pleasure Forever…”と同様にステージを駆けまわっておられました。会場のほとんどが黄色ペンライト複数持ちで、監督が多いんだなぁ~と女性Pのかたを尊敬しちゃいます。普通は同色を複数は持って行きませんからね。そんな自分はダーブールーで連番者と指でVサインを重ねあわせて、俺達がダブルだ…!ってやってましたね。

“スマイル・エンゲージ” ホリエルさんは天使だし梅原くんは階段降りるときめっちゃ王子様感出て格好良かったしやっぱりBeitは清らかで美しいです。たかPさんの願いを込めて花を咲かせよう、のときにピンクを振る人が多かったのも素敵でした。その話を直前に聞いておいて本当に良かったです。この曲の時ばかりは僕もすっかり乙女の気持ちでした。不慣れな舞踏会に赴く純真無垢な少女の気分。たぶん現地とLV会場の見てるP全員が同じ気分だったのではないでしょうか。スマイル・エンゲージを聴いた後はどんなアイマスおじさんも啓文堂書店にマーガレットを買いに走りに行くと思います。

“BRAND NEW FIELD” 今まで溜め込んだものを全部ぶつけてきました。まず順番がずるいです、ジュピターは今日のこの曲からまた始まっていくんだ!と感じさせて、ほんとずるい。歌にしてもダンスにしても何がどうってわけではなくて、魂がグッと籠っているのがメチャ伝わりました。これはこの1stライブのこの曲のこのタイミングでしか絶対にできなかったパフォーマンスだと感じます。また観たい。寸分違わぬこのステージを何度でも観たい。円盤、買います。なお、差し替えられた途中のセリフは翔太が「これからも頑張っていこうね♪」、北斗が「今日が俺たちの記念日だね、チャオ☆」冬馬が「今日が俺たちの最高のスタートだぜ!」みたいでした。こういうのは反則でしょ…。

それからガミPのなんやかんやと社長ボイス(CV.立木文彦)実装とオーディション中の濃すぎる新キャラ群のビジュアル発表がありました。ちょっとどの人も異常すぎやしません?古論クリスくんとか色々どうなってるの。あと、社長の名前は「さいとうたかし」だったんですね。「さいとうこうじ」略してさいこーだと思っていました、違ったんですね。で、最後の演者挨拶ですが、自分が思ったよりたくさんの演者さんがこらえきれない涙を溢れさせていて、人の涙に弱い自分はもうへろへろで、めそめそしながらぁわ~たかぴー頑張って~とか思っていました。また、神原さんや終始おちゃらけた態度で場を盛り上げていった野上さんの涙も印象的で観客席からも涙声混じりの声援が飛ぶなか、てらしーの「5年間…待たせたな!」はもうヤバイです、ジョセフ対ダービー兄戦のコップの表面張力ぐらい涙腺が崩壊しそうでした。僕ら以上にステージを誰より待っていたのはてらしーたちであり、冬馬たちであったはずです。カッコいいなんてもんじゃなくもうホントヤバイです。あまり感動ポイントではないですけど中島ヨシキさんの「お前らにはぜってぇ負けねぇかんな!」という言葉も言い方こそおちゃらけてはいましたが中々深い一言だったように感じました。そんな可能性に満ちあふれたキラキラした空気のなか最後は“DRIVE A LIVE”で〆。ウィーアーサイコー!がこの日一番の盛り上がりでした。あの瞬間はみんな本当にSideM最高!と思っていたんじゃないかな。

 

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グダグダと綴りましたがSideM1stライブ総評。

315!!でした!!!

自分のSideM歴は事前登録してからずっと無課金でぽちぽちやっている程度のただの神楽麗きゅんファンでしかないわけですが非常に楽しかったです。

演者さんが男性だからなのか、765・ミリオン・シンデレラよりもだいぶダンス方面に特化したステージが組まれていたのが新鮮で力強くたいへん見応えを感じました。その臨場感を大いに引き立てる照明の演出技法は感動するほど高レベルだったし、野上さんのメガネ+レイ、旬くんの中の人の髪型といったキャラクターとの視覚的なコネクションを助ける小道具もうまく機能していて、あらゆる面において完璧なライブだったと思います。お陰さまでSideMの声優さんをぼんやりとしか把握していなかった自分でもキャラクターと関連付けて顔と名前を覚えることが出来ました。やはりそれにはカメラ外でも個を強烈に押し出してくる男社会?ならではの無邪気さも手伝っていて、最後の挨拶でハト胸で登場してくる中島ヨシキさんやひろひろ~(真顔)の挨拶中に後ろで駆けつける準備をしているハイジョの面々など、自由でのびのびした男子高校生めいたファンサービスも”いつもの”アイマスライブとは一風変わった魅力にひとつになっていたと感じます。

あと!ファン層が女性メインなので男性は冷ややかに見られるだろうな、とかコールはどうなるんだろうなと思っておりましたがまったくの心肺ゴム用的な感じでした。声が低いので男性のコールは若干浮いてしまうのは当然としても練度の高い女性Pのみなさまが圧倒的な熱量でコールしておられたので、初めてアイマスライブに参加するけど不安、という女性Pの方でも存分に楽しめたと思います。男性Pの扱いに関しても自分は隣が女性の方で、わざわざ開演前に男に話しかけられるのもイヤだろうなと思い縮こまっておりましたが席に着くなり「今日はよろしくお願いします!」と声をかけてくださいました。やさしい(単純)。今日はアタイらが主役なんだよ、男は出ていきな!このハゲ!とか取り囲まれてげしげし蹴られながら罵声を浴びせかけられたりしないで良かったです。それよか終演後に「今日はありがとうございました!おかげでとても楽しいライブになりました!お疲れ様でした!」と前述の左隣の女性Pに声をかけられてですね、感謝こそすれ僕自身が感謝される覚えはなくどうにも頭にハテナマークだったのですが、どうやら男性Pのやかましい力強いコールで会場が盛り上がったよ、という評判が各地にみられていてですね…そういう意味で自分の品性に欠ける野太い声が役に立ったのであれば幸いです。

それとライブによくいる声優単推し勢っていうんですかね、作品もキャラも知らないけど○○が出るから見に行くぜ!みたいな人もおらず、全員が色を変えつつ公式リウムをふりふり応援していたのに妙に感激しました。(自分は結構、その場に相応しい人にライブを見に行って欲しいというか、正直冷やかし程度なら見に来ないで欲しいと思いがちなので、そういう人がいないか、もしくは逆に自分がそういう輩に見られていないか非常に不安でした。だからこそとても嬉しかったし安心しました(小声)) あとは途中のミニドラマパート?部で演者さんが会場側から飛び出すとき、全員が見やすいように演者さんの近くの人が自然とかがむように広まっていったのはウルトラナイスプレーだったと思いましたよ!!で、どうでもいいことですけど演者さんが濃厚なキャッキャウフフをしだした時はキャー!○○ゥー!でなく、うわぁ…とか、はわわぁ…、といったマジな恍惚の声があがっていたのがすごい面白かったです。

 

何の話かわからなくなってきたので端的にいうと、今回のSideM1stライブは、歌!踊り!演出!演者さん!観るほう!全部含めて315!なライブだったということです!!

自分が最後の”DRIVE A LIVE”を聴いているとき、315プロのアイドルたちがここから帆を張って、雄大な大海原へと力強く旅をはじめていく、そんなビジョンが眼前に浮かびました。─ずっとずっとその先へ、世界は動き出す!─ 315プロにとって今日のライブはほんの序章。これから続いていくSideMのアイドルロードと個性にあふれたパフォーマンスが本当に楽しみに思います。─今始まるストーリー、SideM!!─ これからも応援していきます!

 

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ありがとう舞浜アンフィシアター

そういえばライブ後、声や生え際の具合から30歳前後だと思っていた中島ヨシキさんがまったくの同年齢だったことに今年一番驚きました。まじですか。嘘だと言ってよ、バーニィ…。