豆もやしのメソッド

クルマとバイク、時々アイマスの独りよがりなブログ

アイドルマスター ミリオンライブ!4thライブの感想<1日目>

かぶきあげPです。

 THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4th LIVE "TH@NK YOU for SMILE!! "に3日間 (2日目現地・ほかLV) 参加した感想です。

心に残った部分だけ大まかにピックアップしていきます。

 

 

1日目・Sunshine Theater

 

◆1日目…のその前に

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武道館正面に堂々と飾られたイベント看板。

この場所、このチャチさ、飾られた37人分の花型のメッセージ。会場に来るプロデューサーだけに伝わる特別なメッセージだなぁ、としみじみ感じます。

それに、キャストさんのメッセージの内容もてんでバラバラでとてもオモシロイ。

白い中円にキッチリ収める人、花びら部分まで使う人、縦書きの人、キャラクターのイラストを描く人、内容を何が何でも円内に収めようとする人(Machicoさんとかゆいトン)などなど。とても個性的で、イイなぁ!と。

あと、何人かはメッセージの周りのイラストを明らかに後から足したカンジが見えて。もしかしたら書いた後見せあいっこなんかして、なんか淋しい!と思って、皆さん星とか茜ちゃんとかのイラストを足したのかなーと思うと、ふふふってなりますよね。なりません?

 

◆最新のりか姉が最良の…?

Thank you! / Sunshine Rhythm

開幕の1曲目は、「いつもの」"Thank you!"。ただ、これまでと異なっていたのは「手作りの ぶどーかん」で一斉に ぶどーかん!のコールがあったこと。

それは、祝福の叫び。始まりを告げる号砲。「ぶどーかん」4thライブへの高らかな開幕宣言。

演者さんもPも示し合わせ無しでの大合唱に、胸がさらに高鳴ります。

 

WHY? / 山口立花子さん

"サンリズム・オーケストラ♪"と"おまじない"、"Happy Darling"のカロリー高めな3曲を消費してから一転してアダルティなこの一曲。毎回ながら完成度の高いりか姉のパフォーマンスも、今回は特にキュートな振り付け×歌声の表現力に磨きがかかった印象を受けました。

特に印象に残ったのはBメロの「吐息ばかり零れていくだけ」部分のボイスとヴィジュアル両方向から醸し出されるエロティックさ。

言うなればチェリーが乗った赤く甘いリキュールの、炭酸の奥に感じるひそかなスパイスの妙味のような─ 立体的で、手が届きそうで、でも届かない、心臓がきゅっと誰かに掴まれているような乙女心の機微を、まるでその場に生々しく現出しているかの如く描ききっていました。

ところで、イイ女はしばしば高級車に喩えられます。グラマラスなボディラインと官能的なボクサーサウンドを持つポルシェのように、オトナの魅力満載の莉緒ねえを宿すりか姉もまた、「最新のりか姉が最良のりか姉」と言えるのかもしれないなぁと思いました。なんだそれ?

後に歌った"NO CURRY NO LIFE"でもショートジャケットをはだけてみせる仕草がえらいドすけべでしたし、段々、莉緒ねえの武器を自らの獲物と化しているような気もしないでもないです。

 

◆ メンバーが増えるほど強くなる

マイペース☆マイウェイ / 浜崎奈々さん

あくまではじめましての名刺的な意味合いの強いLTP曲の中でも、"マイペース☆マイウェイ"にはのり子Pでなくとも救われた人も多いのではないのでしょうか。

「わたしらしさなんて、実はね…わたしだってわかんない!」

だって、この子も迷っているんだもの。

「誰だってそうじゃない?だからさがすんじゃない?」

「マイペース☆マイウェイをね!」

あぁ、そうか。そうだったんだ。そりゃそうだよね。答えってそこにあったよね。と…。うーん、言葉にするのは難しいですが、のり子って、そう言えるだけの強さと弱さと優しさがあるよね、って話で…今度改めて整理したいですね。

マイペースの歌詞が好きだと言ってくださる方もたくさんいて、わたし自身も歌詞に救われ、勇気付けられた1人なので皆さん1人1人とお話するように歌いたいなぁという願望もあって。

そうそう、奇遇にも浜崎さんの武道館後のブログでも"マイペース☆マイウェイ"の歌詞に触れられている部分があるので是非読んでみて下さい。

 

のり子ってどういうキャラなのかイマイチ掴めてない、という方は今すぐリコッタ編第7話「お説教とマドレーヌ」の視聴をお勧めします。平たく言うとのり子が桃子にキレるお話ですが、いち場面を切り取るカードイラストからは見えないのり子の良さが詰まっています。この話、春香もまたイイ味出してるんだよなぁ~。まぁそれはさておいて。

ともかく劇場版アイマスを観てミリオンライブを初めてから集め回ったLTPシリーズの中で最初期に好きになった、個人的に思い入れの深い曲です。

そんな"マイペース☆マイウェイ"はなんと武道館が初披露。しかしながらマイクをしっかと握りしめた浜崎さんの熱唱には胸が熱くなりました。最後まで力強く前を向いて、今にも零れそうな涙をぐっ!と抑える姿はとても格好良かった。

"Bonnes! Bonnes!! Vacances!!!"でもMachico氏・大関さんの歴戦の勇士二人に引けを取らないエネルギッシュでキラキラなステージを披露。3人の提案でキャラカラーで揃えたハイビスカスの髪飾りも可愛らしかったです。

本当にナイスファイトでした!

 

その他の何曲かの話をするとですね。

ゆうちゃさんの"微笑み日和"といえば1stライブ、曲後半からを号泣のまま終えてしまったあの時のリベンジを果たしたいという気持ちがあったそうで。その雪辱は完璧に晴らせたと思います。また、ハイテンションな曲が連続する1日目の中ではひとつ落ち着けるポイントとなっており、自分の脳内で過ぎったこの曲のイメージとしては「甘味処」…。ライブの構成から新しいイメージが浮かんでくるのはなかなか新鮮な気持ちでした。それと曲終わりの深々とした一礼と正座の感謝のお伝えも、ゆうちゃさんがエミリーと真摯に向き合っているからこそ生まれたものだと思います。うーんありがたい。

その後、"りんごのマーチ"でぽかぽかした会場の和やかな雰囲気を引き継いだのがでんちゃんこと田村奈央さん。…なの、です、が。

なんだか最終兵器扱いされてるし、一挙手一投足にくすくす笑いが起きてるし、実際変だし、LTHのリリイベで見た時より扱いが酷くなっていません…!?何処で何が起きたというのでありましょう。あれぇ、こんな人だったっけかねぇ…。ちなみに"りんごのマーチ"のりんごぽいぽいダンスは未だに健在でございました。あの部分すごい好きです。

 

問題の"想像は始まりの風を連れて"。プロデューサー間である程度は予想は広がっていたようでしたが、やはり当日アナウンスされていなかった演者さんがサプライズとして登壇して来るのは嬉しいもので。しかもサプライズの5人中4人(こう考えるととんでもない割合ですな)が、みなさん出だしからフルボルテージで、加速完了!ってな感じだったのが、これは凄いなと。"Thank you!"も何も歌ってない状態からここまで気持ちをトップギアに持って行けるのかこの人達?と。溢れんばかりの気合いは表情からもだだ漏れしていて皆さん目つきが鋭いのなんの、ソロパート中にLVカメラで抜かれた中村温姫さんの目なんて滅茶苦茶怖かったです。ジョジョ3部のペット・ショップみたいな目ェしてらっしゃいましたね。BDが出たら是非ご覧になって下さい。

さて、"Growing Storm!"いやいやいやこれがアリだったらなんでもアリやないかーい!と思わずりえしょん風にツッコミたくなるほど揃ってしまった、揃わせてしまいました、乙女ストーム!。

いやー、こんなのだったら事前に演者予告なんて要らないですよ。1日目であれば「Sunshine Theater 出演者:Machico、ほか」で良いよね、本当。セトリ予想とかゲスト予想とかカバー曲来るかとか、全部放っぽり出して、ミリオンライブは斜め上を飛んでいきました。

歌い初めて乙女ストームオリジナルメンバーの5人の姿を確認できた時、「あっ、何もいらないんだな」って思いましたよね。で、それがまた、メッセージでもあった。シアターメンバー全員出ますよ~、ではなく、お前ら、琴葉はちょっと体調的に難しかったけどそれ以外の全員は来るから、ま、せいぜい楽しみにしとけや、と、爆笑しながらわれわれの頭に金ダライを落としていったわけですねぇ。たちどころに、ミリオン4thはこういうことだったんだ、手作りのぶどーかんってこれなんだな、と理解できましたね。

それにしても、 ラストMC近くになってすっかり増えたメンバーが横一列に並ぶと見た目にも壮観ですし、何となくパワーが違う気がしました。勿論総合力もそうなんですが一人ひとりの気合いがさらに高まっていったように感じます。ゲスト登場後の"Eternal Harmony"も"HOME,SWEET FRIENDSHIP"も"DIAMOND DAYS" "Dreaming!" そして初日フルメンバーの"Thank you!"と、リアルタイムで人が増えるたびにグングン戦闘力が上がっていくこと!ミリオンライブ!は同じステージに立つメンバーが増えるほど強くなっていくんですね。ぶつかり合って、響き合って。このことに、なんだか、すごい、ミリオンライブ!感を感じました。いやなんだそれって感じですが…さあなそこんとこだがおれにもようわからん…「リアルタイムでメンバーが増えていった」という部分が「ミリオンっぽさ」の実は一番のキモなのかもしれませんね。アンコール後の"Thank you!"のきらきらをぼんやり瞳に写しながら、漠然とした希望ですけども、ミリオンライブの事をもっと知りたいなぁ、とふと自然に考えたりしました。です。

 

◆ダークホースの名はカクモト

最後に個人的に一番衝撃を受け、興味を惹かれた角元明日香さんについて少し触れたいと思います。

ゲキテキ!ムテキ!恋したい! / レオ(角元明日香さん、原嶋あかりさん、中村温姫さん)

明るいメロディラインと乙女心を盾にした地獄のように自己中心的な歌詞のアンバンス感が何とも言えない魅力を放つゲキテキ略。このイントロから「ため息ばっかり 初恋はくたびれた顔して」の歌い出しなんて信じられます?

曲順的にも恋心に気づいて欲しい"WHY?"の直後というのがこれまたナチュラルド外道感あって好きです。こっちじゃ「徹底的 消去履歴」なんて言ってますからね、サヨナラ以前に莉緒ねえなんてメールの返信すら来てませんけど?

さて、歌唱はエレナ・育ちゃん・ロコのとびきり明るい3人、セクシーさの欠片もない原嶋さんが確かセンターの立ち位置だったとは思いますが誰がリーダーという訳でもなくそれぞれが元気に飛び跳ねまわっていてステキ。

それにこの3人はミリオンの経験値的にはあまり豊富とは言えない方なのにそういう部分を感じさせないステージ上の溌剌さが心に残りました。

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特にエレナ役・角元明日香さん

"ファンタジスタ・カーニバル"ではハイテンポなメロディに甘い歌声を乗せてエネルギッシュに駆け抜け、間奏では元祖"ファンタジスタ"ロベルト・バッジョよろしく右足を一閃!これが島原エレナだ!と言わんばかりに会場のボルテージをぶち上げ。

かと思うと、ミリオン屈指の洋的どスケベ曲"Emergence Vive"ではりか姉とタッグを組んでのレイテッドエインティーンなパフォーマンスを披露。振り付けもだいぶ攻めてました。ステージの暗がりの中のAメロの囁き合い、「指の先から伝わってくるの…」。あーダメダメ。ダメです。教育に悪い。

なんだか「エロい」とか「セクシー」とか「アダルト」とかでなく「ポルノ」って感じなんですよね、この曲のエレナって。ライブでもそのリアルな、ケダモノ!無修正感!みたいなのがグワッ!と出てきて、語彙力が無いですが、とにかく観ていてすごく恥ずかしくて、胸がバクバクした。あのー昔、初めて検索窓に×××な言葉を入れた、あの時の感じ。とにかくそういう、ショッキングピンクな雰囲気を角元さんから感じたのです。

振り幅の大きい3曲にきっちり島原エレナを落とし込んできた…全くのノーマークだった角元さんのこの事件は1日目のSunshine Theaterで個人的に一番大きな衝撃体験でした。

 ─やるな、カクモト!

 

そもそも角元さんは、最初から自己紹介の声が大きくて、おっ、と思いましたね。出だし初発目の一声から感じたツヤ、生命力、溢れ出る自信。その点はミリオン3rdの時には感じ取りづらかった部分ではあります。3rdでは大阪初日のみの登壇で、"想いはCarnaval"も相当良かったのですが…失礼ながらMCパートともに良くも悪くも存在感が薄かった印象があります(本当すみません)。でも、今回、ステージに立つ彼女は凄く輝いていて、気負いがなく、伸び伸びと楽しんでいるのがビシバシ伝わってきました。

そんな中、ラストのMCでは涙ぐみつつ、「4thライブでは肩肘張らないことを意識しました。私の中のエレナと向き合いながら、エレナになりながら…でも私は私で、角元明日香として楽しみたいなって」とコメント。

大正解!うんうん、結局われわれが観たいのってそうなんですよね。

キャラクター云々よりもっと手前のお話として、ステージ上で楽しんでいる貴女たちが観たい。ころあずの言うところの「それでいいー!」本当、それでいいんですよ。

当然こういうイベントなので、われわれはステージに立つキャラクターを観に来ている。でも同時に、貴女たちのことも観に来ている。貴女たちだから、観に来ています。

キャラクターを演じる責務というか、重責というか、そういう事は後回しで構わないと思います。おまえは関係者かよ、って感じですが…まずはステージを楽しんで欲しいよね。楽しんでほしいからコールだって覚えてきますし、サイリウムだって目一杯振るんですよ。つまりはそういうことなんです。

ちょっとお話が脱線しましたが、だからこそ、そういう部分に気づいて、なおかつ、涙を堪えながら、ぽつりぽつり、自分の言葉で語ってくれた角元さんはすごく有難かったし、偉い!と思いました。あんまりそういう事言えないし、言いづらいだろうからね。けれでも同時に、彼女のその緊張の鎖が解けていったらどうなってしまうんだろうかと、今後の活躍とパフォーマンスが非常に楽しみであります。

"ファンタジスタ"が"フェノーメノ(怪物)"へと変貌する日は近い、かも…?

 

1日目・Sunshine Theaterの感想はざっとこんな感じでした。

2日目・BlueMoon Theaterに続きます、多分…