豆もやしのメソッド

アイマスとアイカツ、時々クルマとバイクのよくわからないブログ

'99 YZF-R1 (4XV) インプレッション

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1999年式 YAMAHA YZR-R1 (4XV)

もう20年前のバイクなんですね。その割には古臭さが全く無く洗練された美を感じます。

という訳で、今回GSX400インパルスから乗り換えたのでインプレッションでも残しておきたいと思います。多分距離を重ねる度に折を見て追記していきます。

 

 

◆コックピット

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やはりSSらしくハンドル位置は相当に低く、超前傾で、ライディングポジションを取った瞬間に一種の緊張感が走ります。「お前、心構えは出来ているんだろうな」と警告を受けているイメージです。首と肩にダメージが蓄積していく決してユーザーフレンドリーとは言えない体勢ですが、不思議なもので500kmも走るとそこそこ慣れてきました。

スクリーンですが、受け流す風が割と上体に当たり、お世辞にもツーリング時の防風性能が考慮されているとは思えません。ですがもともとツイスティロードを駆ける為のバイクですし、受ける風に対してパワーが完全に勝っているのであまり苦には感じません。それとカウルミラーはそこそこ見易いです。ベース部からメコォと曲げられるのが面白いかも。

 

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メーターはスピードがデジタル+タコがアナログの組み合わせ。燃料計こそありませんが燃料警告灯とフューエルトリップ表示があるため機能に不満はありません。停車時にぽこぽこ上がっていく水温計もコンディションを把握できるという意味ではGOODですね(100℃台を越えるとヒヤヒヤします…)。全体的にシンプル&レーシーでとても見易く感じます。時計も付いてます。

ただし、この型式(4XV)はオド・トリップの形式がマイル表示のため積算距離や燃費計算に若干計算が必要となります。キロ表示でも設定できるのは後継の5JJからのよう。また、中古で購入する場合もマイルがキロ扱いで販売されている場合が殆どのようですので注意が必要です。(例:10,000マイル(16,000キロ)走行が10,000キロ走行 として販売される )

かくいう自分も購入してから気が付いた次第です。そして、なんと車検証にも[マイル表示]キロで登録されているので状況がよく分からなくなっています。購入の際にはショップに確認しておくと吉かもしれません。

 

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スイッチ系は至って普通です。最近ありがちなAモードとかBモードとかの先進装備は全くありません。自分的には機能があっても一々切り替えないと思うのでオッケーオッケードーナツオッケーです。また、ブレーキ・クラッチともにプルが非常に軽くコントローラブルで、大型バイクにありがちな重さや扱いづらさが無い所も素敵。なお、このR1は99%がノーマルパーツなのですがブレーキレバーだけがantlion製のものにリプレイスされていました、ちょっと格好いい。

キーはパーキング機能付きです。うっかり入れないように注意が必要ですね。

 

 

◆スタイリング

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ツリ目がちな二眼でカッコいいし少し可愛い、でもよく見るとエイリアンっぽくもある有機的なんだか無機的なんだかわからない不思議なデザインのフロントマスクです。なんとなくネコ科な感じでスマート。センターの黒がまた良いアクセントです。

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なんと常時二灯とも点灯します!片目点灯ではありませんよ。ここがチャームポイントです。かわいい。両目なぶん、ネイキッドよりは少し明るめかもしれません。

 

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直線と曲線が織り交ぜられたカウル造形。シートに向かって切れ上がっていくサイドカウルのデザインが本当かっこいいんです。購入前はそんな良くは思わなかったのですが、親バカというものでしょうか。紅白で縁起も良くめでたいです。ただ、リアカウルのサイドの膨らみはネットに擦れたりサイドバッグが着けづらかったりで正直邪魔かなぁ。それとテールは明らかに90年代センスです。完全にダサいと思います。

 

◆ライディング

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パワーは有り余るばかり。高速道路でさえもただ余裕綽々の一言で、まず400ccとは全く比較にならないレベルです。それでまた、スロットル開度に対するパワーの出方が過激で凶暴で仕方がない!すこーし捻っただけでフォァン!!!タコメーターグイーン!!!ヒッ!!ですよ。一般道での巡航速度なんて2ミリも捻ってれば事足りちゃいますよ、いや本当に!中型以下とは全然違いすぎる!

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それはさておき、リッターSSはしばしば低速トルクの無さを指摘されますが、このR1は低速時の扱いづらさは感じず、発進も2~3000rpm回す程度で充分OKで、むしろ低回転域からの溢れんばかりのトルクの厚みからは、レーシーな見た目とは裏腹なフレンドリーさと安心感・安定感を与えてくれます。発進後は4000rpm程でリズム良くシフトアップしていけば速度の乗りは充分以上、あっという間に呆気なく3ケタの速度帯に突入していき、まず免許的な意味で恐怖を感じます。5000rpmからは更に苛烈なトルク域に達していくために公道ではまずそれ以上スロットルを開けない方が良識的です…例えば6速100km/hで巡航していたとしても、右手をチョイと捻れば何事も無いように100キロ台後半へと飛び跳ね進んでいくほど。7000rpm以上も回せば、クォーーーンと乾いた排気音が響き始めるとともに、もはやワープマシン状態、正面の景色があっという間に背後へ過ぎ去っていき、背中を巨人に押されるような加速感が否が応にも"死"を意識させます。あんまり調子に乗るのは止めましょう。

 

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純正のマフラーはカーボン巻きのステンレス素材。ドルドルドル…と低く乾いたそれなりに太い音を奏でるため早朝のアイドリングには若干気を使いますが、うるさすぎず、かといって静かすぎない、バランスの良いサウンドの出方です。

また、マッシヴで筋肉質なタンクは存在感があり、容量は18リットルを誇ります。自分のペース(基本田舎道+高速、余り飛ばさない)では今の所コンスタントに18~19km/lは走るので、航続距離はマージンを取っておおよそ250km(約150マイル)、といったところでしょうか。リッターSSでこの位走れば性能比的に充分過ぎる燃費・航続性能ですね。

ただ、エンジンがタンク方面にせり上がっているためか重心位置はかなり高めに感じます。…そう、重心が高いんです。この4XVをはじめ初期のR1は「曲がろうとしないと曲がらない」とよく言われているようですが全くその通りで、なんとなく他のバイクの感覚でリーンウィズで傾けても、タンク(エンジン)に重心が残りリアが追従して来ないイメージが強く、確かに曲がらないのです。なので、頭と肩を少し大袈裟目にコーナー内側へ降り出していき積極的に重心を移動し、リアのストロークを活かす必要があります…と言っても自分のようなご覧あれが下手っぴ岬北の外れ的ライダーにはとても難しいのですが、重心を上手ーく掴めた時はまるで体の中にR1の軸がすぅっと入っていく感触があり、約200kgの車重をまるで感じない位に軽々と、思い通りのラインをバシッとトレース出来ると、それはもう、面白い事この上無いのです!

 

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サスペンション関係はおおむねフルアジャスタブルで、マイナスドライバー一本あれば段階的に調整できます。自分はプリロードやら減衰やらをすべて最弱近辺で設定して乗っていますが、硬すぎず、といってコーナリング時はスポーティで、かなり良い具合だと思います。特にリアの追従性が高いのか、ギャップが強い路面を通過してもライダーへ伝わる嫌なショックは少なめで、しなやかで上品な乗り心地に思います。ブレーキも制動力に過不足はありません。過剰なSSらしさの無い、ツーリングペースでも扱えるバランスの取れた足回りでとても気に入っています。

 

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という様にコーナリング自体は面白いのですけれど、左右両ステップの位置が高すぎて敵いません。要は巡航時に膝が曲がりすぎて膝裏の筋肉が強張り、じんじん痺れてくるのです…。ここが大きな不満ポインツです。まじまじと眺めてみても機構的に調整も出来なそうな雰囲気…。改善出来ればしたいのですが難しそう。

 

◆ユーティリティ/その他

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シートです。フロントシートは予想に反して厚みがあって座り心地は悪くありませんしタンク側は絞られていてスリム。ただ足つきはそこまで良くないですね…167cm/68kg/かなり短足 の自分の場合、両足はたとえつま先立ちでも着きません。信号待ちなどで踵までべったり着かせるにはお尻をずらすしかないです。なので、停車する場所の傾斜や轍には相当気を使ってます。ここはもう仕様がないので諦めてますね、SSに乗る代償です。とはいえ、たまに厚底のブーツを履いて乗るとかなり楽になるので、足の長さが普通で168cm程度あれば問題無く乗れるのではないでしょうか。ちなみにシート高は数字でいうと815mmみたいです。現行のR1に比べれば大したこと無いです。
リアシートはSSなので、まぁ、まな板ですね。人が10分以上座れるように設計されていない感じがしますが、今どきのSSに比べれば大分常識的な広さで、タナックスのキャンピングシートバッグも積載できます。表面がちょっと滑る感じがしますかね。ただ、リアシート内はかなり広いです。自分はETC・パンク修理剤・車検証・ネットを入れてます。

 

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これ、サイドスタンドなのですが…やたら角度が浅く車体が直立気味になってしまう所が、このR1で一番ハラハラするポイントです。一度下り坂で停めた時、勝手に掛かりが外れて自然転倒しかけました。これも改善できればしたいなぁ…。

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という事で '99 YZF-R1 (4XV)のインプレッションでした。

今の所ものすげぇバイクとしか思えてないですが、馴染むにつれて色々見えてくる部分があるかもしれません。気付いた点があればまた書いておくことにします。