豆もやしのメソッド

クルマとバイク、時々アイマスの独りよがりなブログ

BMW Z3 祝84,100km突破と納車後6ヶ月のトラブル・維持費

 

さて、2019年6月にスイフトスポーツ(ZC32S)からBMW Z3に乗り換えて6ヶ月が過ぎ、オドメーターが73,000kmから目出度く(?)やよい百キロを突破するまで走行を重ねた。ここで、個人用の忘備録として、納車時から現在までのトラブルと維持費を振り返ってみる事にする。ちなみに主な使用用途はほぼ毎日の片道30kmの通勤と休日のドライブで、特別高回転を常用したり非常識な高速度で走行したりはしていない。

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【購入車両】

2000年式 BMW Z3 2.0 (CL20)

直列6気筒 2,000cc 自然吸気 左ハンドル・5速MT

購入時 約7.3万キロ走行

備考:REMUS製マフラー、ビルシュタイン製ダンパー+アイバッハ製スプリング、ブレイトン製17インチAW 購入時に装着済み(前オーナーによる)

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…という感じで上記の表の通り、この3月までに約6ヶ月・11,000kmを走行した維持費は積算で約37万円となっていた。赤字の部分が故障による臨時出費で、水回りが3回(2回のオーバーヒート含む)、電装系が1回の故障、ユーティリティ系の修理が2回。このうちユーティリティ系のグローブボックス脱落は再度起こりそうな気配があり、雨漏れの方は目下進行中。ソフトトップのゴムの問題なので、完全に直すには幌ごと新品交換するしかなさそう…。まぁ20年落ちの中古車、しかも外車となるとこの位の金額は掛かって当然の範疇だろう。

それと、もちろん燃料費や洗車費用はカウントしていないが、2~3ヶ月に1回は燃料添加剤を入れてはいるので、そういうのも計算したら少し高くなるかも知れない。というか、エラーコードリーダとかオイルサービスリセットツールとか計算するのを完全に忘れたから、ちまちました機器や工具系を合わせると確実にこの金額以上になる…まぁある程度の目安、という事で。

ちなみに燃費は街中で10km/l・高速利用で13~14km/lくらいで、これまでの平均は2020年3月現在で11.08km/lの計算となっている。2リッター直6自然吸気の2シーター、しかもハイオク指定ということを考えると…現代の水準から見ると決して良い数値では無い。

◆総括

とまぁ半年間の維持費と故障、燃費に関して軽く書いてみたものの何となく悪い部分が目立ってしまった様だが実際は大変気に入っている。例えば、カッコイイ所とか、イケてる所とか、まぁ、カッコイイ所が…メイン、かな……。

正直言うと走行性能は良くない。街中で走るにはギア比が合ってないしシフトストロークもロング目だしはっきり言って遅い。しかも2人しか乗れず故障は多く燃費も良くないと来れば敬遠されるのは当然だけど、それらの欠点を補って余りあるスタイリングの良さが自分が乗り続ける大きな理由になっている。Z3の外見が好きで好きで堪らない人はとりあえず四の五の言わず今すぐ購入すべきだ。

逆に「Z3の外見は好きじゃないけどとりあえずオープンカーに乗ってみたい人」「車が故障するのが許せない人」「修理やガソリン代にお金を掛けたくない人」はZ3など決して購入すべきでない。すぐに嫌になること請け合いである。たとえメーター内の水温計がマックスに振り切れていたとしても、こやつめハハハ、と笑い飛ばせる愛着と理解が無ければ維持は難しい。既にネオクラシックカーにカテゴライズされかかっているZ3とはそんな車なのだ。

また、Z3のスタイリングが好きでも「ガッツリカスタムしたい人」も大抵のカスタムパーツは欠品か入手困難か要個人輸入となっている為に入手は見送ったほうが賢明だと思う。それと「速い車に乗りたい人」はZ3でも2.8リッター以上、もしくはMロードスターに絞って検討すべきだ。間違ってもZ3の1.9や2.0を(特にMT車を)速い車だと考えてはいけない。まぁ、ここら辺の気に入っている理由やデメリットについてはまた改めて纏めてみたい。

全然関係無いけどこの前5歳くらいの男の子に「あー!びーえむだぶりゅーの、ぜっとふぉー!!」と指を差された。うーん、Z4に、似てるかなぁ…?

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