豆もやしのメソッド

クルマとバイク、時々アイマスの独りよがりなブログ

アイドルマスター ミリオンライブ!(ミリアニ) 第1幕の感想メモ

 

アイドルマスター ミリオンライブ!」第1幕の先行上映を映画館で観てきました。
端的に言うと、かわいくって、面白くって、感動した。
この感情は意外と複雑なので、少し因数分解してみるとこうなります、というメモ。

【若干のネタバレを含みます】

 

 

①かわいい
とっくのとうにA-1絵でなくなり、かつ新規キャラデザのCGアニメという事で若干食わず嫌い感はあったものの、蓋を開けるとまぁよく動き、旧来のCGらしい違和感は皆無で、事前のスクリーンショットで見たよりも動いている方が圧倒的に良い。それでいて、かわいい。かわいい、かわいい。超かわいい。間違いない。「かわいく動く女の子を見たい」という欲求を抱える人は、まずミリアニを観ればよい。

主人公たる未来ちゃはお口がよく逆三角形( ▽ )になっているが、素直で明朗快活、いい意味でのあほの子っぽさが素晴らしい。あざとさや嫌味が全くなく、健康的で、行動力と人の求心力に富み、見ていて大変気持ちがいい。
また、ツバッティーは未来・静香の同い年トリオで動いているためか、スタイルの良さ(特にヒップと太もも)がいっそう際立ち、まさにスケベの権現だ。そしてぴょんぴょんとよく動くツノの主張も著しく、うおお、おれが観ているのはアニメなんだ!と改めて気付かされる。

特筆すべきは七尾百合子だ。序盤にしてさっそくスポットライトが当てられた彼女の、先輩として誇らしげな表情や、まだぎこちないダンスレッスンでふにゃふにゃに溶け出してしまったさま、上下関係でなく同じ志を持つ友人として未来らを迎え入れるシーンなど、短時間でありながら心理的な上下動が目まぐるしかった印象だが、その多彩な表現を持ってして、七尾百合子の魅力を余すところなく表現し尽くしたように強く感じた。これはひとえにCGアニメの想像を上回る高度な技巧とその完成度のために成し得られたと言っていいだろう。

もっとすっきり書くと、七尾百合子、めっちゃ可愛かったです。未来ちゃと百合子の、このハイパー超かわいさ2000万パワーズを観ただけでも、鑑賞代金の元は取れたと言っても過言ではない。


②全アイドルそれぞれに出番があった
長時間ではないにせよ、各アイドルのかなりツボを抑えた登板シーンが印象的だった。たとえば第3幕の桃子の場面ひとつとっても、楽天的な関西キャラとしての奈緒、無表情だけどもエンターテイナー気質で桃子を優しく諭した瑞希、誰よりも桃子が心配で声を掛けたかったのについに掛けられなかった超ナイーブな琴葉(ここ、彼女らしい切なさが全開で最高でした)など、「なんとなく」でも分かる特徴の切り取り方、見せ方が非常に上手かったと思う。

それと同時に、これはアニメでも「誰も置き去りにしない」ミリオンライブの象徴そのもののようで、胸に熱いものを感じた。俺のアイドルたちがとうとうアニメになったのだ、そこに誰ひとりとして欠けてはいけないのである…。


③お話がよい
「ミリオンライブのアニメだぁ?どうやるんだよ?無難にゲッサン版のストーリーで良いんじゃないスかねぇ」と思っていた自分は超アホでした。いやゲッサン版も好きなんだけど、このミリアニも、たいがい面白かった。

アイドルを目指し始めた未来ちゃと静香の意気投合からオーディション合格、シアター組のバラエティに纏わる問題(個々の実力差と意見の相違)が、あまり重すぎずクヨクヨせず、丁度いい高さの階段をリズミカルに昇るように すぽぽぽーんっ とテンポよく解消していく。キャラクターCGで感じたように、これも見ていて気持ちが良かった。劇中ではメジャーメデューはまだまだ先の様に思えるが、これからどうなるかが非常に楽しみだ。


あと、おぼろげに感じた事。

田中琴葉(18)と徳川まつり(19)のベリーグッドな対比
たった1歳の差で桃子への対応にこんなにも差が出るとは。
でもそんな不器用な琴葉も素敵だよ。

・もがみんパパ、大洗女子学園を廃校にしそう


◆総評
これまで多方面で散々ポカし続けていたミリオンライブらしくなく、Twitterでの評判が異常に高かった本作品。「開始5分で泣いた」などというコメントも多々見かけた。
おれは号泣こそしなかったけど、グッと涙腺が緩む場面は沢山あったし、なにより感動、ミリオンライブがアニメとして動く感動。いまミリオンライブに魂が吹き込まれ自立した物語へと歩みを進める まさにこの瞬間に立ち会えているヨロコビが、おれの脳内を駆けめぐって、いまだ刺激を止めないのである。
第2幕も絶対観に行く。期待しています。